〒812-0892 福岡県福岡市博多区東那珂1-15-43
TEL.092-409-1180
予防歯科
preventive
予防歯科
予防歯科とは、むし歯や歯周病などのトラブルが起きる前に、口腔内の環境を整え、健康な状態を維持しやすくするための取り組みです。
定期検診・クリーニング・ブラッシング指導・フッ素塗布などを通じて、「痛くなってから行く歯医者」ではなく、「お口全体の健康を長く守る歯医者」へと変えていくことを大切にしています。
また、口腔内の健康状態は、食生活・生活習慣・年齢・歯並び・噛み合わせなど、さまざまな要因が関わっているとされており、自分自身の“歯との付き合い方”を見直す機会にもなります。
年代ごとの予防歯科の考え方
幼年期(0〜6歳)
乳歯が生え始めた段階からお口の環境を整えることが大切です。甘いものの頻度や歯みがき習慣、定期的なチェックなどを早めに習慣化することで、その後の歯の使い方にも良い影響をもたらすと考えられています。

学童期(7〜18歳)
永久歯への生え変わりが進むこの時期は、歯並び・噛み合わせ・ブラッシングの習慣づけが重要になります。虫歯になったことが無いお子さまは「そんなに歯磨きしなくても大丈夫」と考えてしまうことがあります。この時期にしっかりむし歯予防できるか、良い嚙み合わせにできるかによって、5年後、10年後の歯の状態が大きく変わります。
成人期(19〜60歳ごろ)
20歳を過ぎるとむし歯だけでなく、「歯周炎」が発症します。歯周病は初期には殆ど自覚症状はありません。体の抵抗力が低下したりするとプラーク中の歯周病菌を抑え込むことが出来ずに増殖し、発症します。軽度の場合には予防的処置を行い、状態の経過を見ていきます。しかし、重度に進行してしまうと外科処置が必要です。歯周病は発症させない・再発させないために予防とメンテナンスが大切です。
高齢期(60歳〜)
加齢とともに唾液量の減少・根元からのむし歯・歯ぐきの退縮・義歯の使用など、口腔環境に変化が出やすくなります。口腔内の細菌が原因で、肺炎(誤嚥性肺炎)などの全身疾患を引き起こす原因にもなるため、歯周病や感染源になるような虫歯がないか、早期に異常を発見することが大切です。自分の歯が残っているかどうかに関わらず、口の機能を維持することで、会話・食事・生活の質を保ちましょう。
当院の予防歯科診療
ブラッシング指導
歯や歯ぐき、歯間の磨き方を丁寧に確認し、日々の歯みがきがより効果的になるように個別にサポートします。歯ブラシの種類や硬さの選び方、力の入れ方、磨く順序など、一人ひとりの口腔内の状態や生活習慣に合わせて指導します。
クリーニング/スケーリング(歯石除去)
日々の歯みがきだけでは取り切れないプラークや歯石を、専用の器具や器材を使って丁寧に取り除きます。クリーニングによって、歯の表面の汚れや着色も落ちやすくなり、口腔内を清潔に保つことができます。定期的に行うことで、歯周病やむし歯のリスクを抑えます。
フッ素塗布
フッ素塗布は、歯の表面にフッ素を塗布して虫歯を予防する処置です。歯の表面を強化し、むし歯になりにくい状態をサポートすることが期待されます。
PMTC
専用の機器を使って歯をクリーニングすることです。丁寧に歯磨きをしている方でも、細菌の塊であるバイオフィルムが形成されます。バイオフィルムとは、歯の表面に付く細菌の塊で、虫歯や歯周病のリスクを増大させます。このバイオフィルムは歯ブラシでは除去しきれないため、PMTCによって細菌を分解・除去します。
定期検診・メンテナンス
- 虫歯や歯周病
- かみ合わせのチェック・クリーニング
- 歯周ポケット検査
などを行います。歯周病は自覚症状なく進行することが多いです。口腔内の状態を定期的に確認することで、早期発見・早期治療ができるため、健康な歯を長く維持することにつながります。また、初期での治療が可能になるため、重症化してからと比べると治療費の負担も軽減することができます。
料金
保険診療の治療と自由診療で行う治療があります。
患者様にあわせて治療内容をご提案いたします。
料金表はこちら
最後に
地域密着型の歯科医院として、皆さまの健康をお口の中からサポートしていきたいと考えています。特に、治療しないことが大切ですので、お越しいただいた患者さまに予防の重要性を理解していただき、率先して取り組んでいただけるような説明を心がけています。皆さまの素敵な笑顔をお守りすることが当院のコンセプトですので、お口のことでお困りの際はお気軽にお越しください。






